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駄文・ネタ置き場

本サイトに載せるのはちょっと…という思いつきで書いた脈絡のない話とネタと、書き掛置き場。 増えたり減ったりします。

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真田主従in黒風襲来

姉の所に来たのが小十郎じゃなくて、真田主従だったら。
とりあえず思いついたところだけ

姉の名前は夏姫。妹の名前は冬姫。
トラップの発動。
バディの喪失。
その上、良く判らない人物の出現。
赤いレザージャケットを着た青年と、迷彩柄のポンチョらしきものを来た青年。
怪しいことこの上ないのだが、とりあえずHAMNの反応は化人の出現を告げる警告ではなく、人間のものであった。トラップの発動した場所にそのまま放置しておく事も出来ず、有無を言わさずひっつかんで現場から脱出してきた訳だ。

もっと、穏やかなトラップだったらよかったのに。
業音を立てた爆発は、その派手さに見合うだけの威力を有していたらしく、直接爆破に巻き込まれた訳でもないというのに身体のあちこちに火傷や裂傷が出来ている。
まあ、突然現れた二人に被害が及ばない様に咄嗟に庇ったりしたせいもあるのだが。
なんとか、命からがら魂の井戸に辿り着いた。
汗と泥に塗れた上着を脱ぎ、とりあえず一心地付いている夏姫に向かってレザージャケットの青年が、ジャケットの色もかくやという程に顔を赤らめて口を開く。
「は…破廉恥でござる~~~~!!!!」
「っつ!!!」
至近距離で在るにも関わらず大音量で叫ばれ、耳が悲鳴を上げる。
クラクラと遠のいてしまいそうになる意識を必死の思いで繋ぎとめると、夏姫は反射的に拳を握り、大声をあげた青年の頭を殴り付けた。
「黙れ、この阿呆」
「い…痛いでござる…」
「こんな狭いところで大声出せば、音が反響してとんでもないことになるなんて事、子供だって判るだろうが」
これが顔見知りの行いであれば、問答無用でライフルの餌食にしてやるところだと言ってから青年を睨みつける。
「…し…しかし、女子がその様に肌を露出するなど…」
「傷の治療するのに服の上から出来るとおもう?」
そんな気様な事ができる人がいたらぜひお会いしたものだ---まあ、回復系の能力やら何やらを持っている人だったら出来るのだろうが、そんな便利な能力を夏姫は有していないので割愛するーーーと夏姫が言う。
「し…しかし」
まだ何か言い募ろうとする青年をじろりと夏姫が睨む。
「とにかく、治療が終わるまでちょっと黙ってなさいよ」
そう言って、夏姫はサバイバルジャケットから応急処置に必要な道具を取り出すと手早く自分んの治療を済ませてしまうのだった。

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